平和運動小事典
- 3・1ビキニデー
- 1954年3月1日、太平洋マーシャル諸島のビキニ環礁でアメリカがおこなった水爆実験によって、千隻近い日本船舶が「死の灰」をあびて被災。半年後に、静岡県焼津市のマグロ漁船・第五福竜丸の無線長、久保山愛吉さんが急性放射能症のために死亡。この事件を契機に、原水爆禁止署名運動が始まり、3,300万を超える。そして55年に第1回原水爆禁止世界大会開催。被災の翌年から3月1日は核兵器廃絶や被爆者援護の誓いを新たにする記念の日に。(赤旗020301から)
- 終末時計
- 核戦争によって世界が滅ぶ危険度を時刻で示した時計。米科学誌『ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ』が管理。危険度が高くなれば長針を午前零時に近づけ、低くなれば遠ざける。米国の原爆開発に協力した科学者がその反省から戦後創刊し、1947年に終末時計を零時7分前でスタートさせた。1953年、米ソがともに水爆実験を計画したとき「2分前」に。同誌の理事会は2月27日、4年ぶりに針を2分進め「7分前」に設定。(2002年3月7日付)
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