Peace full info by 平和と民主主義をすすめる左京懇談会


ニュース14

平和を要求し、連続的に行動

イラク攻撃をとめよう 歩こう世界の人々とともに
守れ憲法・許すな有事法制

左京区の行動 2003年3月15日(土)午後1時 高野団地(東開公園)集合 → デモ(東大路を二条まで南下、二条通を西へ)、市役所前の京都集会に合流 → 円山公園へ

 戦争か平和か、アメリカのイラク軍事攻撃戦略をめぐって、いま世界は歴史の岐路に立っています。1月18日、2月15日を中心に、地球規模の巨大な反戦行動が空前の高まりをみせ、この平和の国際世論がアメリカの戦争方針を封じ込めています。しかしアメリカのブッシュ政権は、日本政府なども使って、国連安保理でイラクにたいする武力容認決議を画策しています。事態の平和的解決へいっそう国際世論を強める行動が連続的にとりくまれます。
 国際的に行動が集中される3月15日、左京区では、左京平民懇、左京地区労、左京原水協、日本共産党左京地区委員会の4団体がよびかけて京都集会へ求心的なデモをおこないます。各地域から左京のデモに、さらに京都の行動へと合流していきます。

3月1日(土) ピース・ウォーク(よびかけ:有事法制反対京都共同センター) 午後5時 市役所前集合 → 円山公園へ
3月4日(火) 03春闘勝利全京都労働者総決起集会(京都総評他) 午後6時30分 円山音楽堂
3月15日(土) NO WAR ON IRAQ 集会とピース・ウォーク(実行委員会主催) 午後2時 市役所前集合

1・18 イラク攻撃をとめよう
<歩こう!世界の人々とともに>に参加して

平和と民主主義をすすめる左京懇談会
会長 倉知 三夫

 「守ろう憲法と平和きょうとネット」(代表・小泉潤日本福音ルーテルきょうと教会牧師)が提唱された標記のピース・ウォークに、私達、左京平民懇も実行委員会に加わり、左京区内の諸団体ととともに参加しました。

国際的な平和行動

 このピース・ウォークは、一昨年9月11日のアメリカで発生した同時多発テロ直後に結成された反戦、反人種差別の国際キャンペーン連合体のANSWER(Act Now to Stop War & End Racism=今こそ戦争をやめ、人種差別を終らせよう)が、アメリカの黒人解放運動の指導者で、1968年に40歳にして暗殺された故マルティン・ルーサー・キング牧師の誕生日(1月18日)を記念して、全世界の人々に呼びかけた平和行動に合わせたものでした。

前日の百万遍でのビラ配りで

 私達は、前日(1月17日)の昼、百万遍の街角で、この平和行動の呼びかけとビラ配りをしました。ご承知のように、このあたりは京都大学の学生や教職員が多く通ります。私は通行人の目をみてビラを配りました。目を合わせた方々は、大抵ビラを受取ってみて下さいましたが、両手をポケットに入れ、うつろな目で歩いている学生は、目を合わせることもなく、ビラにも目がとどかず、何か「若さ」を失っているように見えました。このような「若者」に日本の将来を託すことができるだろうかと、心配になりましたが、「早く目覚めて、これからの自分の人生と世界を観わたしてほしい」という気持ちで一杯になりました。

東大路から二条通りを歩く

 18日の当日、午後1時に私達は百万遍の東角に集まり、左京地区労・平井事務局長の挨拶ののち、アメリカのブッシュ政権による国連無視のイラク攻撃を止めさせ、日本の参戦準備につながる有事法制を廃案にしようと訴えながら、東大路を南下して、二条通を西に抜けて、市役所前の広場までピースウォークをしました。途中で私達の呼びかけに手を振って応えてくれた人々や、途中から加わって下さった方々もありました。

外国人の参加も

 市役所前には、すでに4〜5百人の人々が夫々プラカードや幟(のぼり)をもって集っていました。 女の子をつれたアメリカ人夫妻や外国人の集団も来ていました。

ピースウォークの国際的意義

 定刻の2時から、市役所前の宣伝カーの上から、「アメリカのブッシュ政権による国連決議を無視した一国覇権主義によるイラク戦争を国際世論によって阻止しよう」「日本をこの戦争にまき込ませるような有事法制を廃案にしよう」と、主催者の小泉潤牧師の力づよいご挨拶や、在日韓国青年同盟の方の「在韓米軍の戦車による女子学生の轢殺事件に見られた米軍の横暴や朝鮮半島の平和的融合についての訴えと、日本弁護士連合会の弁護士さんからの、いま、国会に上程されようとしている有事立法三法案の半国民的危険性、アジアの平和を確保する日本の役割と日本国憲法の意義などの明快な訴えなどによって、このピースウォークの国際的意義がよく理解できました。

河原町通りから四条通り、円山へ

 市役所からのピースウォークは、河原町通りを四条通りまで南下し、それから東へ祇園の円山公園入り口まで続き、自由解散となりました。

平和と民主主義をすすめる道、世論と選挙

 私達は、百万遍から円山公園までの約4.5Km、1万5千歩を元気に無事歩き通しました。このピースウォークを通じて、私は、人間が平和に生き、楽しく働き、暮らす世の中にするには、あの悲惨な第2次世界大戦から人類が学びとった国連憲章や日本国憲法を生かす世論と、これを実現する国政、地方自治を確立させる選挙が、取りも直さず、平和と民主主義をすすめる道であると確信することができました。

うつろな目、日本のジャーナリズム

 翌1月19日の京都新聞には、31面の下欄の京日記として小さな写真と僅かな記事で報じられるにすぎませんでした。欧米をはじめ30数カ国で取り組まれた国際的市民が連帯した反戦平和の行動でしたが、日本のジャーナリズムの視点は、うつろな目をした若者と同じような感がしました。私は日本のジャーリズムの現状と将来を案じています。日本は平和・民主の憲法を国際的に宣言した国であることを見失ってはならないと思っています。(2003年大寒に記す)

地球規模の反戦平和の行動

 1月18日には30カ国以上、2月15日には1月に倍する78カ国で大規模な反戦行動が地球を包みました。

参考Webサイト:
インターナショナル・アンサー
[http://www.InternationalANSWER.org/]

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