Peace full info by 平和と民主主義をすすめる左京懇談会


ニュース20

守ろう憲法と平和きょうとネットは、国際的な共同行動の27日に次の行動を呼びかけています。

9・27
戦争いややウォーク
in京都

イラク占領即時中止・自衛隊のイラク派兵反対・
平和憲法を生かそう 世界の人々とともに

イラクでの戦争が続いています。国際法すら踏みにじった米英による不法なイラク攻撃とその後の軍事占領は、復興どころか「戦闘地域でないところなどない」という事態となっています。小泉政権はそのイラクに米英軍支援のために自衛隊を派兵する「イラク派兵法」を無理やり成立させました。しかし、私たちは日本の軍隊が他国の人々を殺すことも、殺されることも許すことはできません。イラク戦争に反対した世界の人々は9月25〜28日を「戦争と占領に抗議する国際行動日」として、力をあわせ大きく声を上げようとしています。この京都の地からも米英軍のイラク占領即時中止・自衛隊のイラク派兵反対の声を、そして平和憲法を生かそうという声をともにあげていきましょう。
■9月27日(土) 午後5時市役所前集合 ウォーク出発午後5時45分頃四条烏丸まで
■よびかけ 守ろう憲法と平和きょうとネット
連絡先:京都市中京区三条通柳馬場角 京都YMCA気付 FAX075-251-0970

「戦場のピアニスト」に550人

第7回平和と映画のつどい

 今年第7回を迎えた「平和と映画のつどい」は、8月22日(金)に京都教育センターホールで開かれ、昼の部、夜の部あわせて550人余が参加しました。上映作品は「戦場のピアニスト」。上映に先立って原水爆禁止2003年世界大会参加者報告が行なわれました。
以下に主催4団体が9月2日に開いた打合せ会で出された感想を紹介します。

主催4団体が「まとめ」(案)

 なお主催4団体は、左京平民懇、左京地区労、左京原水協、日本共産党左京地区委員会です。 1)2003年「平和と映画のつどい」参加者数 543名(昼の部267、夜の部275)―9月1日現在、未集約の年金者組合分を除く―は、過去6回の「つどい」参加者数を大幅に上回るものとなりました。

回数 主催 形式 参加人数
第1回 左京平民懇主催 一部制 268名
第2回 左京平民懇主催 二部制 303名
第3回 4団体主催 二部制 233名
第4回 4団体主催 二部制 276名
第5回 4団体主催 二部制 186名
第6回 4団体主催 二部制 154名
2)今年の「平和と映画のつどい」は、アメリカがイラクへの軍事攻撃、世界制覇のための侵略戦争を国連決議もなしに強行しており、これに日本の国土と国民を総動員するための有事関連法およびイラク特措法を成立させ、自衛隊をイラクに出兵しようとする自民・公明・保守3党などの好戦勢力と反戦・平和を願う国民との矛盾と対立が強まっている情勢のもとでとりくまれ、この運動の一環としてこの「つどい」を成功させることができました。
3)今年の「つどい」は、4団体に加えて民青同盟や労組青年部なども参加する実行委員会方式でとりくんだこと、さらに参加者の顔ぶれに若い人が目立ったことも一つの特徴でした。
4)上映した「戦場のピアニスト」はカンヌ映画祭やアカデミー賞を受賞した国際的評価の高いもので、今回の「つどい」への参加よびかけに際しても前評判の良いものでした。映画の内容も反戦・平和の運動に役立つものでした。
5)今回はじめて、事前に配布したビラを当日持参すれば、前売券扱いとすることをビラに付記し、街頭での宣伝、「しんぶん赤旗」への折込を行いました。当日のビラ持参者は172名(昼の部89、夜の部83)にのぼりました。これは今後のとりくみの経験とする必要があります。
6)「つどい」参加よびかけの宣伝について。街頭2回、「しんぶん赤旗」折込:日曜版2回、日刊紙1回でした。当日参加者に配布するプログラムの賛同広告も13件(20団体)計21口がよせられました。
7)いまのところこの「つどい」の財政状況について結果は出ていませんが、以上の内容により推測すると、大幅な黒字決算になるものと思われます。
8)以上の結果は今後の運動の発展に貢献するものと確信するものです。
 なお当日、会場で原水禁の新署名30枚・50筆、カンパ4000円がよせられました。

“B29”体当り特攻作戦

―毛利恒之『青天の星』―

竹内 史子

 「月光の夏」の三部作といわれる毛利恒之さんの『青天の星』という本のなかに、東京や名古屋の上空でB29に対し、体当り特攻があったことが記載されていたのに驚きました。
 B29は高度9千メートル以上で飛来して来るので高射砲ではとどかない。そこで考え出されたのが戦闘機による体当り作戦だったということでした。
 9千メートル〜1万メートルの上空で、B29を待ち受けて体当りしたあと、パラシュートで帰還したということでした。高度1万メートルになれば氷点下40度にもなり、空気も薄くなるので、迎撃するには大へんな気力と体力を要したそうで、1万メートルまで上昇するのに40分以上かかったそうです。
 B29体当り特攻隊は東部と中部で『震天制空隊』、西部には『回天制空隊』が編成されていたそうで、B29体当り特攻の場合と沖縄等で敵艦船に突入していった特攻と異なるところは、落下傘で降下して生還する可能性がわずかに残されていたということでした。現に生還して沖縄の那覇で薬局をしておられる「古波津里英」さんという方がおられるとのことです。
 空中でB29に体当りするといっても、日本の迎撃戦闘機は、高々度性能が劣っていて、まともに戦えるのは、せいぜい高度7千メートル位までであり、空気の薄い高々度ではエンジンの力は弱く、舵の利きも悪かったということでした。
 2001年9月11日のニューヨークの同時テロの時、アメリカで自爆テロを「カミカゼアタック」と報じるものが現れ、日本の大新聞のコラムで「アメリカのメディアにカミカゼと報じられて、日本人は後ろめたい気になる」と書かれていたが、海外で自爆テロと特攻が同一視されている状況を看過すると、それは日本および日本人に対する誤解をひろげることになる。特攻と自爆テロでは似て非なるものである。
 特攻は航空機・人間魚雷といわれた「回天」そして特攻艇であったが、攻撃目標としたのは、すべて交戦中の敵の軍艦船、爆撃機、戦車などであり、軍事目標に限られていた、無辜の一般人を殺傷するものではなく、自爆テロとは明らかに異なるものだったと記されていました。

<学習会の案内>

守ろう憲法と平和きょうとネット9月例会

講演:「良心的兵役拒否」出口治男さん(京都弁護士会有事法制問題対策本部長代行)
9月27日(土)午後2時〜4時 京都YMCAマナ・ホール(三条柳馬場角)

京都府アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会9月例会 「世界を読み解く」

講演:「9・11から2年―アメリカからみたイラク戦争」安藤次男さん(立命館大学国際関係学部教授、アメリカ政治)
9月28日(日)午後1時〜2時30分 立命館大学末川記念会館第1会議室

<資料紹介> 街宣メモ2003年9月15日(月)

自民党総裁選と国民的論点

・NHKが目下自民党総裁選挙について連日の一大キャンペーン。
・日本の民主主義にとって重大な事態。なぜか?
・一政党の党内の選挙をおおげさにとりあげることによって、日本の進路をめぐる対立軸をおおいかくしてしまっている。
・たとえば・・・
○憲法問題 4候補がそろって9条の改憲を主張
→ 日本国民にとっての真の論点は、憲法を改悪して戦争国家づくりをすすめるのか、憲法を生かして平和の国際秩序づくりに貢献するか
○生活不安 これを取り除く展望は4人とも示せない。逆に消費税増税論議でムードづくり。
→ 日本国民にとっての真の論点は、大企業本位の政策か、国民の生活重視か。具体的には、リストラや中小企業つぶし、国民に「痛み」を強制する「構造改革」か、失業・雇用問題の解決、医療や年金など社会保障の充実で国民のふところをあたため、経済を再建するか
○外交問題 アメリカ従属の姿勢は違いなし。
→ 日本国民にとっての真の論点は、アメリカに追随してその先制攻撃戦略に加担するのか、自主独立、平和の国際的な流れを強める立場で外交活動を展開するか
・首相は10月解散を決断したと伝えられる。この総選挙でこそ、NHKはじめ日本のマスコミは、国民的論点を際立たせ、国民的討議、選択に役立たせるべき。

無法な戦争とテロ

・9月11日 2年前、ニューヨークとワシントンなどでテロ、死者3000人以上。
・アメリカのブッシュ政権は、これに対してアフガニスタンにたいする報復戦争に出た。
・日本の小泉政権は、このアメリカの戦争に参戦するため、テロ対策特別措置法を国会で強行、自衛艦 をペルシャ湾に派遣、給油作戦。2001年11月
・さらに、北朝鮮問題も利用して、有事法制も強行。2003年6月
・アメリカのブッシュ政権は、アフガニスタン戦争にとどまらず、さらに口実を設けて、イラク戦争に。
・日本の小泉政権は、これにも真っ先に追随、イラク派兵法を強行。2003年7月
・アメリカのイラク占領が泥沼に落ち込む中、自衛隊の派兵をためらっていた政府は、アメリカ高官の一喝のもとに、態度を急変、イラク派兵に方針切り替え
・軍事攻撃とテロとの悪循環は、パレスチナでも危機的な状況に
・テロは、いかなる政治的見解や宗教的信条によっても正当化されない犯罪行為。反テロ国際統一戦線、国際社会の一致した力で根絶すべきもの
・ところがアメリカの戦争と占領は世界中にテロを拡散
・日本はこのような戦争に自ら加わろうとする道に踏み出した
 テロ特措法→有事法制→イラク派兵→憲法改悪
 地方自治体では、有事法制に対応した国民動員体制づくりも
・テロと戦争の絶望的ともみえる悪循環にたいし、平和の巨大な流れも強まる
  国連を舞台にしたたたかい 非同盟諸国会議 中国 ドイツ・フランス
  国際的な反戦運動 この秋にも運動を継続

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